料理が生き方・仕事につながるメリット

料理が生き方・仕事につながるメリット

フレンズNETでは、社員食堂事業部や惣菜事業部など、「みんなで料理をする」仕事に取り組んでいます。
この仕事には、調理の経験がある方はもちろん、まったくの初心者や未経験の方も多数参加しています。
これまでにも、多くの方が「初めての挑戦」として関わってきました。
「やったことがないから自信がない」
「失敗したらどうしよう」
「料理は苦手......」
そんな気持ちを抱えている方もいます。
だからこそ、伝えたいことがあります。
料理には、生きていくうえでも、仕事をしていくうえでも、たくさんのメリットがあるのです。

1. 段取り力・時間管理・金銭管理
材料の買い出し、下ごしらえ、火加減の調整、配膳のタイミング......。
これらを効率よくこなすには、全体を見渡して段取りを立てる力が必要です。
この力は、そのまま仕事におけるマネジメント能力にもつながります。
2. 創造性と応用力
冷蔵庫にある材料で工夫する、味見しながら調整する......。
その場の状況に応じて柔軟に対応する力は、創造力や課題解決能力を育みます。
3. コミュニケーション
一緒に料理を作ったり、食事の感想を伝え合ったりすることで、自然とコミュニケーション力が身につきます。
4. 失敗から学ぶ力
「焦がした」「味が濃すぎた」「分量を間違えた」......。
そんな経験も、次に活かすチャンスになります。
挑戦し、失敗し、改善するというサイクルそのものが、学びとなります。
5. 小さな達成感の積み重ね
一食を作り上げることは、ひとつのミニプロジェクトを完了するようなものです。
たとえうまくできなかったとしても、「完成させた」という体験は、自信の回復につながります。
「おいしかったよ」と声をかけられた時には、さらに大きな達成感が得られます。
6. 五感と感性を磨く
香り、音、色合い、手触り......料理は五感をフルに使う作業です。
感覚を研ぎ澄ますことによって、感性やクリエイティブな力が育まれます。

料理は、特別なスキルがなくても始められます。
包丁で上手に切れなくても大丈夫。
玉ねぎの皮をむくだけでも立派な役割です。
「やってみようかな」と思えたその気持ちが、すでに第一歩。
キッチンに一緒に立つことだけでも、人と関わる力が自然と育まれていきます。
「ありがとう」「おいしいね」と言い合うその瞬間には、笑顔が生まれます。
上手にできたかどうかよりも、「一緒に取り組んだ」記憶が心に残ります。
手を動かすことで、気持ちも少しずつ前向きになります。
料理は、生活の中にある"やさしいリハビリ"のような存在です。
「できる・できない」ではなく、誰にでも開かれている活動なのです。
少しずつ関わる中で、「自分にもできる」が積み重なっていきます。
料理は不思議なもので、「誰かの役に立てた」と実感できる瞬間をくれます。
そして、「誰かと一緒に笑える時間」をもたらしてくれるのです。

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